核家族化が進んだことで、親子で一緒に暮らすと言う形が崩れてしまった日本です。子供が、社会人もしくは結婚したことを機会として、独立するようになり、高齢者のみが暮らすと言う事態が多くなって来ているのも、事実です。今の時代では、親子が三代に渡り一緒に住む家を探すことが、非常に難しいと言われるまでになっています。特に都会では難しいことで、地方都市へ行くことでその親子三代の暮らしは、見かけることも出来るようです。
住宅事情の難しさが、大きな影響を及ぼしているのでしょう。そんなことから、高齢の方が亡くなった時、葬儀の出し方にも大きな変化が出て来ています。個人葬と言われる多くの人が見送る葬儀から、身内だけで行なう家族葬が主体になって来ています。家族葬は、通夜・葬式・告別式・繰上げ法要とその全ての式を行うことが一般的ですが、最近では更に簡略化された、一日葬が行なわれるまでになっています。通夜を行なわず、告別式と火葬で終わってしまう、非常に簡略化された式になります。
しかし、1日葬だからと言って、礼服を着用するのが礼儀です。万が一、平服で参列することになったとしても、落ち着いた色合いの服を選ぶことが必要になります。黒に近いグレーであるとか、濃紺と言ったスーツの着用から、黒ネクタイ、白ワイシャツ、靴も黒となるようにしましょう。葬儀屋側でも、キチンと要望に応える葬儀を行なってくれる時代になっていますので、前もって相談すると配慮を行なってくれることになります。